こんにちは。
8月ももう終わりそうですねー。
夏休みももう終わりですかね?

大学生である僕の夏休みはまだまだ続きます、
宮崎つばめです。


さて、今日の話ですが、
現在アニメ化もあり大ヒットしているマンガ、
「進撃の巨人」についてです。

もしかしたらあなたも知っているかもしれませんが、
一応あらすじを説明すると、

平和に暮らしていた人類にあるとき突然、
人を食べる、とても大きな「巨人」が出現。
人間を次々を食べていきます。

絶滅しかけた人間は、
とても高い巨人でも越えられないほどの高い「壁」で、
自らの周りを覆うことで安全を確保しました。

平和が再び訪れて100年後。
突如出現した「超大型巨人」により外側の壁が破壊され、
人類は領土を大きく失います。

巨人の恐怖を改めて思い知った人類は、
巨人の謎を探りながら、領土奪還に向けて奮闘していく・・・。


というストーリーなのですが、
何故ここまでブレイクしているのが正直僕には疑問でした。

人類に敵が現れて、人類がピンチになって、
それを倒すというストーリーはあまりにもありきたりだからです。
よく考えてみれば、
戦隊シリーズ、スパイダーマン、ゴジラ、宇宙戦争・・・etc

いわゆる勧善懲悪に近いものは全て当てはまると思います。

こういったものと、この「進撃の巨人」の違いは、
なんだろうと考えました。

その答えは、
読んだ後に残る独特の「無力感」と「恐怖感」だと思います。


このマンガの特徴は、巨人に対して、人間が圧倒的に弱いということです。
巨人に出くわしてしまえば、そのまま食べられて終わりです。

巨人と戦うために訓練を積んだ兵士も、
ウルトラマンや仮面ライダーのように超人的な能力を持っているわけではなく、
巨人の唯一の弱点であるうなじを刃で切り裂くしか方法がありません。

立体機動装置という空中を移動する道具は持っているものの、
圧倒的に大きい巨人につかまってしまえばどんな歴戦の兵士であれ一瞬で食われてしまうという残酷さがこのマンガの特徴です。
10人の兵士がいても、全員巨人に食われてしまう可能性もあるという、
この人間の無力感。
これが1つ目の売れた理由の1つです。


もう1つの理由は「恐怖感」です。
ただ単に巨人が強いからということではありません。

人の形をした巨人が、笑顔で、
呼吸をするかのように人間を食べるという恐怖です。

人間が人間(正式には人間ではなく巨人)に食べられる、
という全く新しい恐怖の刺激が、
僕らに気味の悪い心地よさを味あわせています。

普段は食物連鎖のピラミッドの頂点に立つ人間が、
好きなものを好きなだけ食べてきた人間が、
突然当たり前のように巨人に食われるわけです。

この無力感、恐怖感が、
逆に「快感」となっているわけです。

非常に面白いですよね。
強さよりも、
「あなたは弱いんですよ。」
と言われることによる快感。

巨人という人間に近いものに食べられるという快感。

非常に新しいです。
とんでもなく人気になってしまったので、
どこまで連載を続けるのか、
話の終着点をどうするか。

注目です。

アニメは一旦どこかで区切りをつけて最終回は迎えるでしょうが、
この人気です。
すぐ2期という話も出てくるでしょう。

いずれにせよ、今後どうなるかチェックしていきたいですね。
「進撃の巨人」。大注目です。


それではまた次回です。


宮崎つばめ